海外FXボーナスの税金まとめ!確定申告&節税を徹底解説

海外FXでトレードする際に発生する税金「海外FXボーナスに対する税金」に関して、計算方法や確定申告のやり方が分からずに困っている人は少なくないはずです。ですが、「面倒だから確定申告はしない」などとしてしまえば「脱税」扱いになって大変な事態になります。

とはいえ、「ボーナス」については「ボーナスそのものは出金できない」という条件がついているケースもあって、さらに税金に関する計算をややこしくしている側面もあります。しかし落ち着いて処理していけば海外FX・ボーナスの税金を計算したり確定申告をしたりするのは難しいことではありません。また、工夫すれば節税することも可能です。

この記事では、海外FXボーナスの税金の計算方法、ボーナスを活用した節税の仕方などについて分かりやすく解説していきます。このあたりのことをクリアして、快適にトレードをしましょう。

口座開設ボーナス・入金ボーナスそのものに対して税金はかからないため、ボーナスは活用した方が断然お得です!以下の記事で豪華なボーナスキャンペーンを行っている海外FX業者をまとめたので、是非参考にしてください。

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海外FXでは税金がかかる!

大前提として、海外FXでも税金が発生します。「国内でなくて、海外FXだから税金の対象にならない」などということはありません。脱税すると間違いなく発覚します。

そもそも海外FXで確定申告が必要な場合とは?

海外FX取引をしている人は、基本的に年に一回確定申告をしなければなりません。

以下に該当するトレーダーは確定申告をしましょう。

  • 給与所得がある場合:海外FXでの利益が年間20万円以上
  • その他(自営業など):海外FXでの利益が年間38万円以上

自分で確定申告をした経験がある人は「20万円」や「38万円」という数字でピンとくるはずです。海外FXだからといって、税金や確定申告そのものに関するルールが変わるわけではありません。

海外FXで税金が発生する時はいつ?

海外FXというジャンルである以上、「保有ポジションに対して税金が発生するのかどうか」がポイントとなります。

これに関してですが、「ポジションを保有しているだけ」の場合、税金は発生せず、そのポジションを決済したタイミングで税金が課せられます。これはつまり、「出金しているかどうかは関係ない」という事でもあります。

そのため、例えば「出金を来年まで先延ばしにして、今年は節税する」ということはできません。ですが、「決済を来年まで先延ばしにして、今年は節税する」ということは不可能ではありません。ただし、そのせいで取引に失敗しては本末転倒ですから気を付けてください。

海外FXのボーナスは税金がかかるの?

では、海外FXで獲得したボーナスには税金がかかるのでしょうか。これについては「そのボーナスを出金可能かどうか」がポイントとなります。

口座開設ボーナスと入金ボーナスの税金

「出金不可のボーナス」「出金可能なボーナス」に分けて考えると理解しやすいです。

  • 出金不可のボーナス
    口座開設ボーナス・入金ボーナス:税金はかからない
    ボーナスや自己資金から発生させた利益:税金がかかる
  • 出金可能なボーナス
    口座開設ボーナス・入金ボーナス:税金がかかる

ボーナスや自己資金から発生させた利益:税金がかかる

極端に言えば、「入金ボーナスを5000万円獲得した。でもこの入金ボーナスは出金できない。それなのに税金がかかってしまった。確定申告しなければならない」となるとしたら、ものすごく理不尽です。

ですが、「出金できるボーナスに税金がかかる」のは自然な事であると言えるでしょう。なぜなら「出金できるボーナス≒現金」だからです。

キャッシュバックや損失補填ボーナスの税金まとめ

それでは損失補填やキャッシュバックについては、税金がかかる(=確定申告に関係してくる)のでしょうか。

キャッシュバックに関しては、「現金として獲得でき、出金できる」のですから、税金がかかります。

ただし、「出金せず、ボーナスをトレードに使う」というケースでは税金がかかりません(XMボーナスのロイヤルティプログラムで獲得できるXMポイントなどが該当します)。

そして損失補填については、「『出金できる現金』として補填される」のであれば税金がかかります。

ですが、「『出金ができないトレード資金』として補填される」場合、税金はかかりません。

ここでもやはり「出金できるかどうか」がポイントです。

まとめておきましょう。

  • キャッシュバック:必ず税金がかかる
  • 損失補填ボーナス:出金可能な場合は税金がかかる/取引資金としてのみ扱う(=出金できない)場合は税金がかからない

海外FXボーナスを使った節税

続いては海外FXボーナスを活用した節税方法を確認していきます。

口座開設ボーナスを節税に利用することはできる?

口座開設ボーナスそのものを出金することはできません。

したがって口座開設ボーナスに対して税金はかかりません。

ですが、「口座開設ボーナスを使って発生させた利益」については、一定金額を超えれば税金が発生します(=確定申告に関係してくる)。

ここで問題になるのは、「口座開設ボーナスを使った取引で損失を発生させたとき、その損失金額を計上できるのか」でしょう。

しかし、これを計上することはできません。「自己資金がゼロ円であるにもかかわらず、損失として計上する」のは非常識であるとみなされるからです。

ですが、「口座開設ボーナスを得て、さらに自己資金も投入していた。そしてロスカットされた」などの場合は、口座開設ボーナスのぶんも損失として計上することができます。

入金ボーナスを節税に利用することはできる?

入金ボーナスも「出金できないボーナスであり、税金がかからない」と言えます。

ですが、「入金ボーナスを利用したトレードで損失が発生したとき」は、「自己資金分+入金ボーナス分」を損失額として計上することができます。

ボーナスを損失として計上できる理由は?

「ボーナスで発生させた利益に対しては税金がかかる。にもかかわらず、ボーナスを失ったときにそれを損失金額として計上できないのはアンフェアである」という理屈が、ボーナスを損失として計上できる根拠です。

そのうえで、「さすがに自己資金がゼロなのに、ボーナスを損失として計上するのはやりすぎである」という考えが常識となっているのでしょう。

海外FXの確定申告時には「FX所得」と「一時所得」を分けましょう

ここからが非常に重要です。

ここまで話題に挙げてきた「出金できるボーナス」は、「一時所得」扱いとなります。

そして、「一時所得が50万円であれば税金がかからない」というルールがあります。

したがって、

「通常の取引によるFX所得(雑所得)」と「出金できるボーナス(一時所得)」をきちんと分けて確定申告することが重要です。

両者をひとまとめにしてしまうと、雑所得が多くなって税金額が上がる可能性があります。

まとめると、

「ボーナスを活用して最大まで損失計上を行い、雑所得と一時所得をしっかり分けて確定申告をする」ことにより、「ボーナスによる節税」が完結すると言えるでしょう。

まとめ

海外FXの確定申告をするときは特に「ボーナス」の扱い方で迷いやすいものですが、基本的に「出金できるボーナスには税金がかかる」と考えておくと分かりやすいです。そのうえで、一般的なやり方に沿って確定申告を行えば問題ありません。

そして、「ボーナスを失った分」を損失計上できるケースではきちんとして、「雑所得(取引による通常の利益)」と「一時所得(出金可能なボーナス分)」を分ければ節税も可能です。

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